大規模ペイメント・ゲートウェイのホスティング、監視、サポート
Trianz は、毎年何百万ものクレジットカードおよびデビット カード取引を管理する世界的な FinTech プロバイダーからアプローチを受けました。同社は、市場浸透戦略全体にとって重要な、支払いゲートウェイ アプリケーションをホスト、監視、継続的に改善するパートナーを必要としていました。
グローバル・フィンテック・プロバイダーのビジネス課題
FinTech プロバイダーは、支払いおよび取引サービス ポートフォリオの一部として、市場固有のソフトウェア プログラムをサポート、強化、展開するパートナーを必要としていました。これらのプログラムはビジネス運営に不可欠であり、クライアントは、ビジネスへの悪影響を最小限に抑え、社内の IT ワークロードを増やすことなくビジネスの成功を 促進するマネージド サービスを求めていました。
ペイメント・ゲートウェイプロジェクトで実装された技術コンポーネント
Trianz は、世界的な FinTech プロバイダーと協力して、次のテクノロジー・コンポーネントを実装しました。
- 自動スケーリング、従量課金制、幅広い統合サポートを備えたクラウド サービス・プラットフォームとして、、Microsoft Azureが選択されました。
- EDB Postgres は、セキュリティの強化と Kubernetes コンテナのサポートにより、PostgreSQL データベースの機能を拡張します。
- クライアント独自のペイメント・ゲートウェイ・ソリューションは、Microsoft Azure に移行され、そこでホストされました。
- Splunk は、機械学習を使用してパターンを識別し、メトリックを提供し、データ ソースの問題を診断できるデータ プラットフォームとして選択されました。
- Dynatraceは、クラウドでの自動化サポートと AI 機能により、アプリケーションとインフラストラクチャのセキュリティ監視を容易にするために選択されました。
- Vormetric は、集中アクセス ポリシーと暗号化キー管理リポジトリを使用して、FinTech クライアントの EDB Postgres 内に含まれる保存データを暗号化するために使用されました。
- Thales HSM はハードウェア・セキュリティ・モジュール (HSM) と呼ばれる、Microsoft Azure クラウド サービスと互換性のあるハードウェア ベースのセキュリティ デバイスを提供しました。
- RSA SecureID は、 Azure 内の機密性の高いアプリケーションやデータにアクセスする際の社内スタッフの 2 要素認証レイヤーとして選択されました。
- Citrix Application Delivery Controller (旧 Netscaler) は、 Azure 全体のコンテナーでホストされているアプリケーションの負荷を分散し、セキュリティと可視性を高めるために使用されました。
Trianz が FinTech クライアントのペイメント・ゲートウェイを Azure 上で変革した方法
Trianz は、ペイメント・ゲートウェイに関するマネージド サービスの計画を考案しました。これには、ホスティング、インフラストラクチャとアプリケーションの監視、および クライアントの要求に応じたプラットフォームの継続的な機能強化が含まれます。
次に、移行戦略と迅速な安定化戦略に沿って、Azure 上でインフラストラクチャ アーキテクチャが設計されました。このフェーズでは、部門間のビジネス要件を理解するために関係者とコミュニケーションが取られました。
Business-as-a-serviceマネージド・サービス フレームワークが採用され、FinTechクライアントのペイメント・ゲートウェイを効率的に運用するために必要なコア機能がカプセル化されました。これには、移行プロセス、時間の経過に伴う管理、およびペイメント・ゲートウェイ ソリューションの定期的な機能強化が含まれます。
その後、セキュリティ、データ、アクセス制御の構成とともに、支払いゲートウェイ全体が Azure に移行されました。Azure アーキテクチャは、クライアントの厳格なセキュリティとコンプライアンスの要件に基づいて設計されました。
最後に、クラウド サービスの利用状況とさまざまな Infrastructure-as-a-Service および Platform-as-a-Service モジュールに基づいて、サービス レベル契約とサポート プロセスが合意されました。
FinTech クライアントのペイメント・ゲートウェイを Azure に移行した後の変革効果
プロジェクトの終了時には、クライアントの支払いゲートウェイは Microsoft Azure に正常に移行されていました。
まず、レベル 1 および 2 のサポート ワークロードに対するエンドツーエンドのサポートが、マネージド サービスの一部として導入されました。これには、一般的な IT サポートと、Trianz のマネージド サービス チームによるインシデント解決ワークフローの設計が含まれていました。
Trianzのマネージドサービスチームは、ITネットワークのセキュリティとコンプライアンスを向上させるために、アプリケーションスタック全体にわたって幅広い生産サポート活動を実施しました。
クライアントは、自動化プレイブックを使用してプロセスとワークフローを自動化し、生産性と効率を合理化できるようになりました。ネットワークの最適化は継続的に行われ、支払いゲートウェイが厳格なガバナンスとセキュリティ ルールに準拠していることが保証されました。Trianz はアジャイル製品開発を支援し、マネージド サービス プランの一環としてクライアントの IT サービスを継続的に改善する取り組みを行いました。
